若葉と初夏

毎日深夜4時を過ぎても寝る気にならないし、やっと朝5時になったあたりでベットに転がり、12時頃に目が覚めて活動を始めるような生活をかれこれ1ヶ月は送った。音楽制作のリズムもなんとなく出来てきた。そんな人間に朝の8時に起きなくてはならない日があった。それが今日である。夜なべをする元気があった訳じゃないので、早めに寝て(3時)、アラームをセットして起きるよう心得た。そしてまぁ、ちゃんと起きたのだった。今日1日を元気に過ごせるかどうか不安に思いながら、眠り眼でパスタを作った(これがまぁ本当に寝ぼけててあんまし記憶にないんだけれど)。用事は10時半すぎに始まるので、朝食を食べたあと、ちょっと遠くまで散歩をしようと家を出た。目的地とかないけど、まぁ、人生そんなもんでしょ。ってな感じで。歩くっていうのはほんとに良いもんで、心が晴れやかになる。初夏の風、縹の空、何より人々の日常が見えてくる。水やりをする婆さん、ゴミ袋を捨てるサラリーマン。談笑する爺さん婆さん。歩いてて飽きない。そんな中、自分の小学校の校舎を通り過ぎ、中学校の校舎を通り過ぎていた。当時はもっと歩きに歩いて、辿り着く場所だったのに、今では音楽をイヤホンで聴きながらちょいと歩いただけでもう到着するのか。そう思うと、やっぱり人間も、野に咲く花も若葉も地球も、絶えず変化していくものなのだろうと思わざるを得なくなる。自分を取り巻く環境がどんなものであるか、私たちは絶えず凝視しなければならない。そして私たちも絶えず変化している事に気が付かなければならない。